前に2回にわたってRuby On Railsの概要と長所について見ていきました。今回はRuby On Railsの短所について見ていきたいと思います。

もちろん、ほかのプログラミング言語やフレームワークと同様に、Ruby on Railsにも弱みがあり、開発プロセスで陥りやすい落とし穴があります。ここではRuby on Railsの短所について説明していきます。

基本的なタスクや機能において、Ruby On Railsはほとんど問題ありません。しかし、多くの領域においてデフォルトが設定されているため、新しいものを創造する領域はあまり残されていません。そのため、プロジェクトに使用するフレームワークを決める際には、プロジェクトの基本的な要素と、それが標準的なものなのか、または特殊なものなのかを改めて考えてみなければなりません。

短所2:進化が継続中

このような巨大で活発なコミュニティが存在する言語にとって、物事が良い方向に変化することは良いことで、自然なことです。これをRuby on RailsとRubyの短所に含めるかどうかは難しいところですが、しかし、特に初心者や新参者にとってこのような状況は適応が難しいものになることがあります。

その上、フレームワーク自体のみならずコミュニティにより開発されるツールやライブラリにも膨大な変更が加えることがあります。既存の機能が改善されるのみならず、新たな機能も加えられます。これら最新の動きに付いていくためには、コミュニティへの動きを常に見ていくことが必要になります。

短所3:パフォーマンス

このRailsの短所はよく議論され、ほかのWebアプリケーションフレームワークとの比較の的となります。フレームワークのブート時間は、特に巨大なプロジェクトを扱うときに極めて長くなります。しかし、ランタイムの実行速度も問題となるかというとそうではなく、多くの開発者が適切な最適化を加えれば問題とならないことを認めています。

Node.jsのようなほかのフレームワークとウェイト時間を比較してみれば、明確な違いが出てくることは確かです。しかし、差は膨大ではなく、Railsのもたらす恩恵と比べれば些細なものとなります。

短所4:開発初期での判断の誤り

Railsの開発での誤った判断は、パフォーマンス速度に大きな影響を及ぼします。開発プロセスの間、完全にかつ詳細な部分に注意を払っていれば、Railsは間違いなく大きな問題は起こしません。

しかし、開発の初期に誤った判断をしてしまった場合、ソフトウェアのモジュール同士の結合に問題を起こし、アプリケーション全体の速度が低下してしまうことがよくあります。

終わりに

いかがでしたでしょうか?これら3回の記事を通じて、Ruby On Railsには相応の弱みもあるが、学んで採用する価値があるフレームワークであることが分かっていただけたと思います。